ARMSはり灸院の野村です。
→HPトップはこちら
今回は
「陰と陽の話」=陰陽論についてご紹介します(⌒∇⌒)
東洋医学でみた体の捉え方がわかりやすくなりますよ~
陰と陽【2つの対立した性質】
昔の人は、
「人間は自然の一部であり、
人間の体にも自然界と同じ構造がある」
という考えのもとから
いろんな理論を確立していきました。
そのひとつが陰と陽!
「陰陽論」と言われており、
‟この宇宙に存在するすべての事柄は
相対する陰と陽の2つに分けられる”
とする中国の古代哲学といわれています。
例えば
陰:地、水、夜、秋と冬、女性、内面、下部、寒、重い、沈下、湿潤、抑制、苦い
陽:天、火、昼、春と夏、男性、表面、上部、熱、軽い、浮上、乾燥、興奮、辛い
などなど・・・(ほんの一部)
一定のルールでで分けられていきます。
陰=夜の月のように、静かで暗く、冷たい状態。
内向きの力が働く凝集の性質。
陽=昼の太陽のように、動的で明るく、熱い状態。
外向きの力が働く拡散の性質。
みたい感じで反対の性質のものを
陰と陽に分けて考えよう!というもの。
なんとなくイメージつきますよね?^^

↑よく見るこの図も
陰と陽を表しています^^
白が陽=黒が陰そしてさらに、
すべてのものは
2つの性質に分けられる
ので
陽の中にも陰があって、
陰の中にも陽がある。
っていう意味もあるんです。
それが●〇←この部分!
おもしろいですよね^^
このバランスも人間のからだと同じ!
バランスが崩れれば不調が生じます。
これもまた同じバランスで体に影響
陰と陽も片方の勢いが弱まれば
もう片方の勢いが強まる。
片方が引けば片方が押す。
というように、
刻一刻と優劣の関係を
変化させているんです。
例えば
朝起きたら、
睡眠状態→活動状態
に切り替わって、
陰が優勢→陽が優勢
になりますよね^^
昼間にしっかり活動すれば
夕方から夜にかけて
疲れて休息をとるように
どちらか一方が強くなりすぎないようバランスを保ってます。
けれど、
現代人は生活が乱れやすいので
どちらかが過剰になりがち・・・
陽が過剰だと
目がさえて眠れない、体がほてる、
陰が過剰だと
元気が出ない、倦怠感がある、
などの不調がでたりします。
だからね、
昔の人たちから
言い伝えられている習慣
って大事なんです^^
日が昇るころに起きて、
太陽を見ながら力仕事をして、
夜になれば夜更かしせず寝る。
そもそもこの時代は
お菓子や、ジャンクフードもないし
電気もない、スマホももちろんない、
今見たいに娯楽がたくさんなくて
真っ暗で何も見えないので
夜更かしもできないからこそなんですが。(笑)
それでもこのサイクルに
近づけることが
健康への第一歩であるということなんです。
当たり前の事なんですが
生活習慣って大事・・・!
みなさんは
陰と陽のバランス、崩れてないですか?
生活リズムが崩れている人は
早寝早起きするだけでも
体が改善するので意識してみてくださいね。
寝付けない、眠りが浅い、
よく夢を見る、睡眠の質が悪い、
寝ても疲れが取れない、
なんて人は
はり灸もお役に立てるので
ぜひご相談くださいね(⌒∇⌒)